「使用上の注意」の2本目の柱が「相談すること」です。使う前と使った後、それぞれで専門家に相談すべき場面を整理しましょう。
『相談すること』って、誰に相談すればいいんですかぁ?
医師や薬剤師、そして登録販売者などの専門家によ。相談することには、その医薬品を使う前と使った後の、2つの場面が書かれているの。
まず『使用(服用)する前に相談すること』。
たとえば、医師の治療を受けている人ね。
今の治療と飲み合わせの問題が起こるかもしれないから。
ほかにも、妊婦・授乳婦、高齢者、過去にアレルギーを起こしたことがある人、そして特定の症状(むくみ・排尿困難など)や基礎疾患がある人が対象になります。
『使う前』は、そもそも使って大丈夫か確認するんだね。
じゃあ『使った後』は?
『使用(服用)後に相談すること』ね。
使ったあとに、副作用と思われる症状が現れた場合よ。
発疹やかゆみ、吐き気などの症状が現れたときは、いったん使用を中止して専門家に相談します。
まれに重篤な副作用の初期症状であることもあるためですね。
使ったあとに変な症状が出たら、我慢しないで相談するんですねぇ。
そう。
それともう1つ、『一定期間使用しても症状の改善がみられない場合』も相談の対象よ。
だらだら使い続けず、受診を検討すべきサインなの。
『前は使って平気か』『後は症状が出たか・治らないか』——タイミングで分けると分かりやすい!
その整理でOKよ。
『してはいけないこと』が禁止事項なのに対して、『相談すること』は専門家の判断を仰ぐべき場面——ここをしっかり区別してね。
確認クイズ
添付文書の「相談すること」に関する記述として正しいものはどれか。
- 医師の治療を受けている人でも、相談せず自由に使用してよい
- 一定期間使用しても症状が改善しない場合は、専門家への相談の対象となる
- 使用後に副作用と思われる症状が出ても、相談する必要はない
- 妊婦や高齢者は「相談すること」の対象に含まれない
こたえを見る
正解: 2. 一定期間使用しても症状が改善しない場合は、専門家への相談の対象となる
一定期間使用しても改善しない場合は相談の対象となるのが正解。医師の治療を受けている人は使用前に相談すべきで(選択肢1)、副作用と思われる症状が出たら使用を中止して相談し(選択肢3)、妊婦・高齢者も相談の対象に含まれる(選択肢4)。