添付文書の「使用上の注意」の中でも、特に守らなければならないのが「してはいけないこと」です。守らないと何が起こるのか、その中身を学びましょう。
『してはいけないこと』って、ようは『絶対ダメ』ってやつ?
そうなの。してはいけないことは、守らないと症状の悪化や、重篤な副作用・事故などが起こりやすくなる事項が書かれているの。
たとえば『次の人は使用(服用)しないこと』。
過去にアレルギーを起こした人や、特定の疾患がある人などが対象よ。
ほかにも重要なのが、眠気を催す成分を含む医薬品の『服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと』ですね。
抗ヒスタミン成分などが該当します。
眠くなる薬を飲んで運転したら、危ないですもんねぇ。
その通り。
だから『しないこと』と強く書かれているの。
それから『連用しないこと』も大切ね。
漫然と使い続けると副作用のおそれが高まるものに書かれるわ。
授乳中のお母さんへの注意もあるんだよね?
はい。
成分が母乳に移行して乳児に影響するおそれがある場合、『授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること』と記載されます。
お酒についても書いてありますかぁ?
あるわ。
『服用前後は飲酒しないこと』。
アルコールが医薬品の作用や副作用に影響することがあるからなの。
『使わない・運転しない・連用しない・授乳避ける・飲酒しない』…どれも『やっちゃダメ』で統一されてるんだね。
そう理解すればばっちりよ。
『相談すること』が『専門家に聞いてね』なのに対して、『してはいけないこと』は『例外なく守ってね』——この違いが大事なの。
確認クイズ
添付文書の「してはいけないこと」に関する記述として正しいものはどれか。
- 「してはいけないこと」は、守らなくても健康に影響のない事項である
- 眠気を催す成分を含む医薬品では、服用後の乗物の運転操作を避けるよう記載される
- 「してはいけないこと」は専門家に相談すれば守らなくてよい事項である
- 授乳中の使用に関する注意は、すべて「相談すること」に記載される
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正解: 2. 眠気を催す成分を含む医薬品では、服用後の乗物の運転操作を避けるよう記載される
眠気を催す成分では服用後の運転操作を避けるよう記載されるのが正解。「してはいけないこと」は守らないと症状悪化・重篤な副作用等が起こりやすい事項で(選択肢1)、相談すれば守らなくてよいわけではなく(選択肢3)、授乳を避ける等の注意は「してはいけないこと」に記載されることがある(選択肢4)。