せっかくの医薬品も、保管の仕方を誤れば品質が落ち、事故にもつながります。正しい保管と取扱いのポイントを学びましょう。
薬って、どこに置いておけばいいんですかぁ?
棚ならどこでもいいんですかぁ?
置き場所は大事よ。
基本は、直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい場所ね。
高温・多湿・光は品質を劣化させる原因なの。
それと、とても大切なのが『小児の手の届かないところに保管すること』。
誤って飲んでしまう事故を防ぐためよ。
小児は好奇心から、色や形が食べ物やお菓子に似た薬を口にしてしまうことがあります。
誤飲は重大な事故につながるため、保管場所には特に注意が必要ですね。
別の容器に移し替えるのって、便利そうだけどダメなの?
ダメなの。
『他の容器に入れ替えないこと』が原則よ。
理由は2つ。
1つは、中身が何か分からなくなって誤用の原因になること。
もう1つは、移し替えた容器の材質などによって、品質が変わってしまうおそれがあること。
だから元の容器のまま保管するの。
目薬を家族で使い回すのは、どうなんですかぁ?
点眼薬の共用は避けるべきです。
容器の先端が触れることで、細菌などに汚染されたり、別の人の目の感染症をうつしたりするおそれがあるからです。
シロップの薬は冷蔵庫に入れてたけど、あれは正解?
多くの場合は正解よ。
シロップ剤などは変質しやすいので、冷蔵庫での保管が望ましいものがあるの。
ただし製品ごとに表示を確認してね。
『日光・湿気を避ける、子どもの手の届かない所、移し替えない、共用しない、シロップは冷蔵』…覚えることが多いですねぇ。
でも一つひとつ理由があるでしょう?
『品質を守る』か『事故を防ぐ』のどちらかなの。
理由で覚えると忘れないわよ。
確認クイズ
医薬品の保管および取扱い上の注意に関する記述として正しいものはどれか。
- 使いやすくするため、医薬品は他の容器に入れ替えて保管するのがよい
- 医薬品は、小児の手の届かないところに保管する必要がある
- 点眼薬は、家族間で共用しても衛生上の問題は生じない
- 医薬品は、直射日光の当たる暖かい場所で保管するのがよい
こたえを見る
正解: 2. 医薬品は、小児の手の届かないところに保管する必要がある
医薬品は小児の手の届かないところに保管するのが正解。他の容器への入れ替えは誤用・品質変化のおそれがあり避け(選択肢1)、点眼薬の共用は汚染や感染のおそれがあり避け(選択肢3)、直射日光・高温は品質劣化を招くため避ける(選択肢4)。