医薬品による健康被害は、正しく使っても起こり得ますが、使い方を誤ればなおさらです。不適正な使用のパターンを知っておきましょう。
決められた通りに飲まないと、やっぱりまずいの?
そうなの。
不適正な使用は、大きく『使用する人の誤解や認識不足』と『本来の目的以外での使用(乱用)』の2つに分けられるわ。
たとえば『たくさん飲めば早く治る』と思って定められた量を超えて飲む、症状が治まっても漫然と使い続ける——これらは前者ね。
『早く治りたい』気持ちからでも、量を増やしちゃダメなんですねぇ。
はい。
過量摂取は肝臓などに負担をかけ、かえって健康を害します。
また、小児への使用で大人用を減らして与えるといった自己判断も危険ですね。
後者の『乱用』ってのは?
本来の効能とは違う目的で、快感を得るためなどに繰り返し使うことよ。
これを続けると、精神的・身体的な依存を生じることがあるの。
一般用医薬品でも、依存性のある成分(コデインなど)を含むものは乱用のおそれがあり、販売時に数量制限や購入理由の確認が求められます。
市販薬でも油断できないんですねぇ…。
そうなの。
だから登録販売者は、購入者が適正に使えるよう、用法用量や『してはいけないこと』をきちんと伝える必要があるのよ。
『多く・長く・目的外』はダメ、って覚えとこ!
確認クイズ
医薬品の不適正な使用に関する記述として正しいものはどれか。
- 症状が改善しなければ、定められた用量を超えて使用してよい
- 一般用医薬品には乱用のおそれのある成分は一切含まれない
- 本来の目的以外で医薬品を反復使用すると、依存を生じることがある
- 小児には大人用の医薬品を適当に減らして与えればよい
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正解: 3. 本来の目的以外で医薬品を反復使用すると、依存を生じることがある
目的以外での反復使用は依存を生じることがあるのが正解。用量を超えた使用は健康被害を招き(選択肢1)、一般用医薬品にも依存性成分を含むものがあり(選択肢2)、小児への大人用の自己判断による減量は危険(選択肢4)。