副作用には大きく2つのタイプがあります。薬そのものの働きから来るものと、体の免疫が過剰に反応するもの。この違いを理解しましょう。
副作用って、要は『薬の悪いほうの効果』ってこと?
だいたいそうね。副作用とは、医薬品を適正に使っても生じる、有害で意図しない反応のこと。
実はここに2つのタイプがあるの。
1つは薬理作用による副作用。
薬の成分が体の生理機能に作用した結果として現れるものよ。
たとえば、かぜ薬の抗ヒスタミン成分で眠くなるのがこれね。
眠気は『効果のついでに出ちゃう作用』なんですねぇ。
そう。
もう1つがアレルギー(過敏反応)による副作用。
これは体の免疫機構が、医薬品を異物として過剰に攻撃してしまうものなの。
アレルギーを引き起こす原因物質をアレルゲンといいます。
有効成分だけでなく、添加物(黄色4号やカゼインなど)がアレルゲンになることもありますね。
え、味とか色をつける成分でもアレルギーが出るの?
ええ。
だから過去にアレルギーを起こした人は、同じ成分だけでなく添加物にも注意が必要なの。
それと、アレルギーは体質的な要素が大きいのよ。
補足すると、鶏卵や牛乳などにアレルギーがある人は、それらを原材料とする成分を含む医薬品でアレルギーを起こすことがあります。
問診で確認すべき点ですね。
薬理作用は『薬の働きすぎ』、アレルギーは『体の防御の反応』…そう分けると分かりやすいですねぇ。
その整理でばっちりよ。
副作用は誰にでも起こり得るもの。
だからこそ、購入者から体質や既往を聞き取ることが大切なの。
確認クイズ
医薬品の副作用に関する記述として正しいものはどれか。
- 副作用は、医薬品を誤って大量に使用したときにのみ生じる
- アレルギーは医薬品の有効成分だけが原因で、添加物では起こらない
- アレルギー(過敏反応)は、免疫機構が過剰に反応することで生じる
- 薬理作用による副作用は、免疫の異常反応が原因である
こたえを見る
正解: 3. アレルギー(過敏反応)は、免疫機構が過剰に反応することで生じる
アレルギーは免疫機構が過剰に反応して生じるのが正解。副作用は適正使用でも生じ(選択肢1)、添加物もアレルゲンになり得(選択肢2)、薬理作用による副作用は成分の生理機能への作用が原因で免疫反応ではない(選択肢4)。