薬の効果には、成分の働きだけでなく『思い込み』も関わります。また、薬は品質が保たれてこそ効果を発揮します。この2点を学びましょう。
『効くと思って飲んだら、ただの水でも効いた』みたいな話、本当にあるの?
あるのよ。
それがプラセボ効果(偽薬効果)。
有効成分を含まないものでも、使用したという安心感などによって症状が改善したように感じる現象なの。
プラセボ効果は、患者の暗示効果や、時間の経過による自然な回復、条件付けによる反応などが関与すると考えられています。
じゃあ、薬の効果って本物とプラセボがまざってるんですかぁ?
そう考えられているわ。
だから医薬品の効果を確かめる臨床試験では、プラセボと比較して、本物の成分に効果があるかを見極めるの。
ただし、プラセボ効果は不確実で、それを目的に医薬品を使うべきではないの。
あくまで薬理作用による効果が中心よ。
なるほど。
次は品質の話?
そう。
医薬品は、有効成分だけでなく添加物も含めて、適切に品質が保たれていないと効果を発揮できないの。
医薬品は高い水準で品質が保証されている必要があります。
ただし、高温・多湿・光などにさらされると、経時変化で品質が劣化することがあります。
だから薬にも使用期限があるんですねぇ。
その通り。
表示された使用期限は、未開封で適切に保管した場合の期限。
開封後は早めに使い切るのが基本よ。
品質の劣化した医薬品は販売してはいけないの。
『思い込みの効果もあるけど頼りすぎない』『品質が命』——2つ覚えた!
確認クイズ
プラセボ効果と医薬品の品質に関する記述として正しいものはどれか。
- プラセボ効果は確実で、これを目的に医薬品を使用すべきである
- 医薬品の品質は、光や湿気などの影響を受けて劣化することがある
- 表示された使用期限は、開封後も品質が保証される期限である
- プラセボ効果には、自然回復や暗示効果は一切関与しない
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正解: 2. 医薬品の品質は、光や湿気などの影響を受けて劣化することがある
医薬品の品質は光・湿気等で劣化し得るのが正解。プラセボ効果は不確実でこれを目的に使うべきでなく(選択肢1)、使用期限は未開封・適切保管が前提で開封後は保証されず(選択肢3)、プラセボ効果には自然回復や暗示効果が関与する(選択肢4)。