消化器系(2)小腸・大腸・肝臓・膵臓

小腸での栄養吸収、大腸での水分吸収、肝臓の胆汁産生・代謝・解毒、膵臓の膵液分泌という消化器系の要を解説します。

胃を通過した食べ物は、小腸で本格的に吸収されます。肝臓・膵臓という消化腺の働きも合わせて、栄養吸収と解毒のしくみを学びましょう。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

先生、栄養ってどこで体に取り込まれるんですかぁ?
胃ですかぁ?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

栄養吸収の主役は小腸なの。
小腸は十二指腸・空腸・回腸からなる、とても長い管よ。
栄養分の大半がここで吸収されるの。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

小腸の内壁には絨毛(じゅうもう)という細かい突起が無数にあり、表面積を広げて効率よく栄養を吸収できるようになっていますね。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

じゃあ大腸は何をしてるの?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

大腸は盲腸・結腸・直腸からなり、主に水分を吸収して糞便を形成する場所なの。
腸内細菌が食物繊維を発酵させたりもするのよ。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

肝臓と膵臓は、消化とどう関係するんですかぁ?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

肝臓は胆汁という消化液を作るの。
胆汁は脂肪の消化を助ける働きがあって、いったん胆嚢に蓄えられてから十二指腸に出されるのよ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

胆汁に含まれる胆汁酸塩は、脂質の消化を容易にし、脂溶性ビタミンの吸収を助けます。肝臓はほかにも、栄養分の代謝・貯蔵や、有害物質の解毒という重要な役割を担っていますね。

高梨 ひまり(びっくり) 高梨 ひまり

解毒って、毒を無害にするってこと?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

そうなの。
アルコールやアンモニアなどの有害物質を、肝臓が処理して害の少ない形に変えるの。
だから肝臓は『体の化学工場』とも呼ばれるのよ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

膵臓は膵液を十二指腸に分泌します。
膵液には炭水化物・タンパク質・脂質すべてを消化する酵素が含まれ、消化の要ともいえます。
血糖を調節するホルモンも分泌しますね。

星野 ひな(笑顔) 星野 ひな

小腸は吸収、大腸は水分、肝臓は胆汁と解毒、膵臓は膵液…役割がはっきり分かれてるんですねぇ。

確認クイズ

小腸・肝臓・膵臓の働きに関する記述として正しいものはどれか。

  1. 栄養分の大半は大腸で吸収される
  2. 胆汁は膵臓で作られ、タンパク質の消化を担う
  3. 膵液には炭水化物・タンパク質・脂質を消化する酵素が含まれる
  4. 肝臓は有害物質を解毒せず、そのまま体外へ排出するだけである
こたえを見る

正解: 3. 膵液には炭水化物・タンパク質・脂質を消化する酵素が含まれる

膵液には三大栄養素を消化する酵素が含まれるのが正解。栄養分の大半を吸収するのは小腸で(選択肢1)、胆汁は肝臓で作られ脂肪の消化を助け(選択肢2)、肝臓は有害物質を解毒する(選択肢4)。

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