呼吸器系

鼻腔から咽頭・喉頭・気管・気管支を経て肺胞に至る空気の通り道、線毛運動による異物排出、そして肺胞でのガス交換を解説します。

私たちは呼吸によって酸素を取り込み、二酸化炭素を出しています。鼻から肺までの空気の通り道と、ガス交換のしくみを見ていきましょう。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

呼吸って、鼻や口から吸って肺に入るだけでしょ?
単純じゃないの?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

見た目より奥が深いのよ。呼吸器系は、鼻腔から咽頭・喉頭・気管・気管支を通って肺まで続く、空気の通り道なの。

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

まず鼻腔では、吸い込んだ空気を加温・加湿し、鼻毛や粘液でほこりや細菌を捕らえる働きがあるの。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

咽頭は食べ物と空気の両方が通る場所ですね。
喉頭には声帯があり、声を出す役割も担っています。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

気管や気管支は、ただの管なんですかぁ?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

ただの管ではないの。
気管や気管支の内側には線毛と粘液があって、吸い込んだ異物を粘液で捕らえ、線毛運動で喉のほうへ送り出しているのよ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

この線毛運動によって、痰(たん)として異物が排出されます。
喫煙などで線毛の働きが低下すると、異物の排出がうまくいかなくなりますね。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

肺の奥では、どうやって酸素を取り込むの?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

気管支の末端は、肺胞という小さな袋になっているの。
ここで血液との間でガス交換が行われるのよ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

肺胞を取り巻く毛細血管との間で、酸素が血液に取り込まれ、二酸化炭素が血液から放出されます。
肺胞は非常に数が多く、ガス交換の表面積を大きくしています。

星野 ひな(笑顔) 星野 ひな

鼻で整えて、気管で異物を除き、肺胞でガス交換…段階があるんですねぇ。

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

その理解でばっちり。
肺には筋肉がないから、自力で膨らむことはできず、横隔膜や肋間筋の動きで呼吸しているのよ。

確認クイズ

呼吸器系に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 肺には筋肉があり、自力で膨らんだり縮んだりできる
  2. 気管や気管支の線毛運動は、捕らえた異物の排出に関与する
  3. ガス交換は咽頭で行われ、肺胞では行われない
  4. 鼻腔は吸い込んだ空気を冷やし、乾燥させる働きがある
こたえを見る

正解: 2. 気管や気管支の線毛運動は、捕らえた異物の排出に関与する

気管・気管支の線毛運動は異物の排出に関与するのが正解。肺には筋肉がなく横隔膜等の動きで呼吸し(選択肢1)、ガス交換は肺胞で行われ(選択肢3)、鼻腔は空気を加温・加湿する(選択肢4)。

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