今度は逆に『眠気を覚ます』薬。主役はカフェインです。刺激作用だけでなく、意外な副次的作用も持っています。
眠気覚ましの薬って、要はカフェインでしょ?
コーヒーと同じ?
成分としては同じカフェインよ。
中枢神経系を興奮させて、一時的に眠気や倦怠感をやわらげるの。
カフェインには中枢興奮のほかにも作用があります。
腎臓に作用して尿量を増やす利尿作用、そして胃液(胃酸)の分泌を高める作用ですね。
眠気を覚ますだけじゃないんですねぇ。
胃酸が増えるなら、胃が弱い人は気をつけたほうがいいですかぁ?
その通りよ。
胃酸過多や胃潰瘍のある人では、症状を悪化させることがあるの。
心臓にも軽い刺激作用があるわ。
たくさん飲めばもっと眠くなくなる?
それはダメなの。
カフェインには摂取量の上限が定められていて、1回量・1日量を超えないことが大切よ。
とりすぎると、めまいや不眠、動悸などが現れることがあるの。
また、コーヒーやお茶、他のカフェイン含有飲料と併用すると、カフェインの過剰摂取になりやすい点も注意ですね。
小さい子どもや、授乳中の人はどうなんですかぁ?
カフェインは母乳へ移行するし、乳児では体内に長くとどまりやすいの。
だから授乳中の人や小児への使用には配慮が必要よ。
それに、連用による依存にも注意ね。
『眠気を覚ます・尿を増やす・胃酸を増やす』——カフェインの3つの顔、覚えた!
確認クイズ
眠気を防ぐ薬(カフェイン)に関する記述として正しいものはどれか。
- カフェインには利尿作用や胃酸分泌を高める作用がある
- カフェインは中枢神経系を抑制することで眠気を覚ます
- カフェインには摂取量の上限はなく、いくら摂ってもよい
- カフェインは母乳に移行しないため、授乳中でも制限はない
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正解: 1. カフェインには利尿作用や胃酸分泌を高める作用がある
カフェインには利尿作用や胃酸分泌を高める作用があるのが正解。カフェインは中枢を興奮させて眠気を抑え(選択肢2)、摂取量には上限があり(選択肢3)、母乳へ移行するため授乳中は配慮が必要(選択肢4)。