医薬品の中には、特に作用が強く取扱いに注意を要するものがあります。『毒薬』と『劇薬』です。表示や貯蔵の細かいルールが試験頻出です。
毒薬って…名前がもう怖いんだけど。
普通の薬とどう違うの?
毒薬と劇薬は、毒性・劇性が強いものとして厚生労働大臣が指定した医薬品よ。
作用が激しいぶん、表示や管理が厳しく決められているの。
まず表示。
毒薬は、容器や被包に『黒地に白枠・白字』で品名と『毒』の文字を記載するの。
一方劇薬は、『白地に赤枠・赤字』で品名と『劇』の文字を記載します。
色の組み合わせが逆なので、セットで覚えると混同しません。
毒は黒地に白、劇は白地に赤…色が反対なんですねぇ。
そうなの。
次に貯蔵。
毒薬は他のものと区別して貯蔵・陳列し、かぎを施した場所に保管しなければならないの。
劇薬にはこの施錠の義務はないわ。
毒薬だけカギをかけるんだね。
譲るときは?
毒薬・劇薬を一般の生活者に販売・譲渡するときは、譲受人から文書の交付を受ける必要があるの。
品名・数量・使用目的・年月日・住所・氏名などを記した文書よ。
その文書には、譲受人の署名または記名押印が必要です。
電子的な方法での提供も認められています。
この手続きは毒薬・劇薬に共通です。
誰にでも売れるわけじゃないんですかぁ?
そうなの。
14歳未満の者、その他安全な取扱いに不安のある者には、毒薬・劇薬を交付してはならないと定められているわ。
『毒は黒・カギ付き、劇は白・カギなし、文書と14歳』——これで整理できた!
確認クイズ
毒薬・劇薬に関する記述として正しいものはどれか。
- 劇薬は、黒地に白枠・白字で品名と『劇』の文字を記載する
- 毒薬は、他の物と区別し、かぎを施した場所に貯蔵しなければならない
- 毒薬・劇薬は、14歳未満の者にも自由に交付することができる
- 毒薬・劇薬を一般の生活者に譲渡する際、文書の交付は不要である
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正解: 2. 毒薬は、他の物と区別し、かぎを施した場所に貯蔵しなければならない
毒薬は区別してかぎを施した場所に貯蔵するのが正解。劇薬は白地に赤枠赤字で『劇』(選択肢1は毒薬と混同)、14歳未満には交付してはならず(選択肢3)、譲渡時には署名または記名押印した文書が必要(選択肢4)。