歯の痛みや歯ぐきの腫れ、口内炎——口の中のトラブルに使う薬があります。ただし、あくまで一時的な緩和であることを押さえましょう。
歯が痛いとき、市販の薬で治せるの?
『治す』というより『痛みを一時的にやわらげる』ためのものよ。
歯痛薬は、歯の神経に働いて痛みを鎮めるの。
歯痛薬には、局所麻酔成分のアミノ安息香酸エチルや、殺菌消毒成分などが配合されます。
う蝕(むし歯)そのものを治すわけではありません。
だから、結局は歯医者さんに行かないといけないんですねぇ。
その通り。
歯痛薬は受診までの一時しのぎなの。
根本の治療は歯科医院で、と伝えることが大切よ。
歯ぐきが腫れるやつの薬もあるよね?
歯槽膿漏薬ね。
歯ぐきの炎症や出血をやわらげる目的で、抗炎症成分や殺菌消毒成分が配合されているの。
塗るタイプや洗口するタイプがあるわ。
殺菌消毒成分としてセチルピリジニウム塩化物などが用いられ、口腔内の細菌の繁殖を抑えます。
歯周組織の状態を保つのを助けます。
口内炎のときに使う薬もありますよねぇ?
はい。
口内炎用薬には、炎症を抑える抗炎症成分(グリチルレチン酸等)や、組織の修復を促す成分、殺菌消毒成分が配合されます。
ただし、口内炎がなかなか治らない、何度もくり返す、といった場合は、ほかの病気が隠れていることもあるの。
長引くときは受診を勧めるのよ。
『歯や口の薬は一時的な緩和、根本治療は受診』——これが軸だね!
確認クイズ
歯や口中に用いる薬に関する記述として正しいものはどれか。
- 歯痛薬は、むし歯そのものを治療する目的で用いられる
- 歯痛薬は痛みを一時的に鎮めるものであり、根本の治療には受診が必要である
- 歯槽膿漏薬に殺菌消毒成分が配合されることはない
- 口内炎は長引いても、ほかの病気が隠れていることはない
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正解: 2. 歯痛薬は痛みを一時的に鎮めるものであり、根本の治療には受診が必要である
歯痛薬は痛みを一時的に鎮めるもので、根本治療には受診が必要なのが正解。歯痛薬はむし歯自体を治せず(選択肢1)、歯槽膿漏薬には殺菌消毒成分が配合され(選択肢3)、口内炎が長引く場合はほかの病気の可能性もある(選択肢4)。