抜け毛や薄毛に悩む人は少なくありません。毛髪用薬には医薬品と医薬部外品があり、その区別も試験でよく問われます。整理しましょう。
先生、育毛剤って、みんな同じ『薬』なんですかぁ?
実はそうとも限らないの。
毛髪用薬には、医薬品として扱われるものと、医薬部外品(いわゆる育毛剤)として扱われるものがあるのよ。
毛髪用薬は、脱毛の防止や育毛、ふけ・かゆみの抑制などを目的とします。
作用が緩やかなものは医薬部外品として販売されています。
抜け毛にもいろんなタイプがあるの?
あるわ。
局所的に円形に抜ける円形脱毛症、加齢とともに進む壮年性脱毛症などがあって、原因はさまざまなの。
代表的な成分に、カルプロニウム塩化物があります。
頭皮の血行を促し、発毛を促す目的で用いられます。
適用局所に温感を生じることがあります。
女性ホルモンの成分も入っているんですかぁ?
ええ。
脱毛を抑える目的で、エストラジオール安息香酸エステルなどの女性ホルモン成分が配合されることがあるわ。
頭皮に用いるのよ。
ほかに、血行促進や抗炎症の目的で、センブリ・カシュウ・ヒノキチオールといった生薬成分が配合されることもあります。
医薬品と医薬部外品って、どうやって見分けるの?
パッケージの表示で区別できるの。
効能・効果の範囲や作用の強さで分けられていて、医薬部外品のほうが穏やかとされているわ。
『毛髪用薬は医薬品と医薬部外品がある』——この区別、しっかり覚えておきますねぇ。
確認クイズ
毛髪用薬に関する記述として正しいものはどれか。
- 毛髪用薬はすべて医薬品であり、医薬部外品として扱われるものはない
- カルプロニウム塩化物は、頭皮の血行を促して発毛を促す目的で用いられる
- 毛髪用薬に女性ホルモン成分が配合されることはない
- 壮年性脱毛症と円形脱毛症は、まったく同じ原因で生じる
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正解: 2. カルプロニウム塩化物は、頭皮の血行を促して発毛を促す目的で用いられる
カルプロニウム塩化物は頭皮の血行を促し発毛を促すのが正解。作用が緩やかな毛髪用薬は医薬部外品として扱われ(選択肢1)、女性ホルモン成分が配合されることがあり(選択肢3)、壮年性脱毛症と円形脱毛症は原因が異なる(選択肢4)。