私たちは外界の情報の多くを目から得ています。光をとらえて像を結ぶ目のしくみと、目の健康に関わるビタミンや涙の役割を学びましょう。
目ってカメラみたいって言うけど、どういうしくみなの?
まさにカメラに似ているのよ。
目に入った光は、まず角膜と水晶体を通って屈折し、網膜に像を結ぶの。
角膜は目の表面にある透明な膜、水晶体はレンズの役割を果たします。
水晶体の厚みを変えることで、遠近のピント調節を行っていますね。
網膜って、写真でいうフィルムみたいなものなんですかぁ?
そのイメージでいいわ。
網膜には光を感じる細胞があって、そこで受け取った光の情報が視神経を通って脳に伝わり、『見える』となるの。
網膜には、明るい所で働き色を感じる細胞と、暗い所でわずかな光を感じる細胞があります。
この暗い所で働く細胞の機能にビタミンAが関わっていますね。
暗いところで急に見えづらくなるの、あれと関係あるの?
関係あるわ。
明るい所から暗い所に入るとしばらく見えにくく、やがて慣れるでしょう?
あれを暗順応というの。
逆が明順応よ。
暗い所で物が見えにくくなる夜盲症は、ビタミンAの不足で起こることがあります。
目の健康維持に重要な栄養素ですね。
涙は、ただ泣くときに出るだけじゃないんですよねぇ?
その通り。
涙液は目の表面を常にうるおして、乾燥を防いだり、ほこりやゴミを洗い流したり、栄養や酸素を角膜に供給したりしているの。
涙液には殺菌・洗浄の成分も含まれ、目を細菌などから守る役割もあります。
目を酷使すると、目の疲れ(眼精疲労)を生じやすくなりますね。
角膜と水晶体で屈折、網膜で受け取り、ビタミンAと涙で目を守る——覚えた!
確認クイズ
目のしくみに関する記述として正しいものはどれか。
- 水晶体は光を感じる細胞が並び、そこに像が結ばれる
- 目に入った光は角膜・水晶体で屈折し、網膜に像を結ぶ
- ビタミンAの不足は、目の健康とは無関係である
- 涙液は泣くときにだけ分泌され、目を保護する働きはない
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正解: 2. 目に入った光は角膜・水晶体で屈折し、網膜に像を結ぶ
光は角膜・水晶体で屈折し網膜に像を結ぶのが正解。像が結ばれ光を感じるのは網膜で水晶体ではなく(選択肢1)、ビタミンA不足は夜盲症等に関わり(選択肢3)、涙液は常に目をうるおし保護している(選択肢4)。