感覚器官(2)鼻・耳

鼻の嗅覚と鼻粘膜、外耳・中耳・内耳の構造、蝸牛による聴覚と前庭・半規管による平衡感覚を解説します。

においを感じる鼻、音を聞き平衡を保つ耳。この2つの感覚器官のしくみと、乗り物酔いにも関わる耳の役割を学びましょう。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

先生、においってどうやって感じているんですかぁ?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

鼻の奥、鼻腔の上のほうに、においを感じる嗅覚の細胞があるの。
空気中のにおいの成分がそこに触れて、においを感じ取るのよ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

鼻腔の内壁は粘膜で覆われ、粘液を分泌しています。
この鼻粘膜は刺激に敏感で、炎症を起こすと鼻水や鼻づまりを生じますね。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

同じにおいをかぎ続けると、感じなくなるのはなんで?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

嗅覚は順応が早いの。
同じにおいをかぎ続けていると、その刺激に慣れて感じにくくなるのよ。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

耳はどうなっているんですかぁ?
音を聞くだけじゃないって聞きましたぁ。

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

いいところに気づいたわね。
耳は外耳・中耳・内耳の3つに分けられるの。
それぞれ役割が違うのよ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

外耳で集めた音は、中耳の鼓膜を振動させ、耳小骨を通じて内耳に伝わります。
内耳には、聴覚を担う蝸牛(かぎゅう)がありますね。

高梨 ひまり(びっくり) 高梨 ひまり

平衡感覚って、耳と関係あるの?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

あるのよ。
内耳には、体の傾きを感じる前庭と、体の回転を感じる半規管があって、これらが平衡感覚(バランス)をつかさどっているの。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

乗り物酔いは、この前庭や半規管が乗り物の揺れで過剰に刺激されることが一因とされます。
乗り物酔いの薬は、この平衡感覚の乱れを抑える成分を含みますね。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

中耳には、気圧を調整する管もあるって聞きましたぁ。

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

そう、耳管ね。
中耳と喉をつなぐ管で、鼓膜の内外の気圧を調整するの。
高い所であくびをすると耳が『ポン』と通るのはこの働きよ。

高梨 ひまり(笑い) 高梨 ひまり

鼻は嗅覚、耳は蝸牛で聴覚・前庭と半規管で平衡——バランスも耳なんだね!

確認クイズ

鼻・耳の感覚器官に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 嗅覚は順応が遅く、同じにおいをかぎ続けても感じ方は変わらない
  2. 内耳の蝸牛は聴覚を、前庭・半規管は平衡感覚をつかさどる
  3. 音を集める外耳の中に、聴覚を担う蝸牛がある
  4. 平衡感覚は目だけが担っており、耳は関与しない
こたえを見る

正解: 2. 内耳の蝸牛は聴覚を、前庭・半規管は平衡感覚をつかさどる

蝸牛は聴覚を、前庭・半規管は平衡感覚をつかさどるのが正解。嗅覚は順応が早く(選択肢1)、蝸牛は外耳ではなく内耳にあり(選択肢3)、平衡感覚には内耳の前庭・半規管が関与する(選択肢4)。

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